スイセン・水仙・雪中花

スイセン・水仙・雪中花
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スイセン・水仙・雪中花

春には、山々や小川の縁、道路の斜面、至る所に黄色いスイセンや白いスイセン、ラッパ水仙などが花を咲かせています。我が家にもスイセンは毎年そのみずみずしい生き生きした姿を見せてくれます。

スイセンは「水仙」と書くように水辺の仙人に例えられ、ブレードのような細い四つ葉の中にすくっとまっすぐな花茎を立て、凛として端正な花を咲かせます。冬の花として「雪中花」ともいわれます。春には転勤が多く引っ越しもありますが、転居の際この花を贈ると喜ばれるそうです。

花言葉は、自己愛、自己主義、不遜、無礼、偽りの愛、愚かさ、神秘的、自尊心が強い。などがあります。

水仙は、神も心を引き込まれるほど美しいと言われます。
ギリシャ神話の「ナルシス」の物語は、美少年ナルシスが森を散歩中、水を飲むためにふと立ち寄った神秘的な湖に身をかがめたとたん、水の中に美しい少年を発見します。
それを自分自身とは気づかずナルシスはその少年に熱烈な恋をしてしまいます

何回もその湖に来て眺めているうちに、ついにナルシスはそれが自分自身だと気がつきますが、恋慕の心はとどまりません。ついに自分自身をめざして湖に身を投げてしまいます。

その跡には美しい花が一輪残りました。その花には恋人が放つ甘美な香りが漂っていました。それが水仙だと言われます。

花言葉の「自己愛」「自己主義」などは、まさにこのナルシス物語から由来しています。

「偽りの愛」「愚かさ」「神秘的」なども同様ですね。心理学では、「ナルシズム」という言葉も生まれました。

私は、水仙の花言葉には「神秘的」がふさわしいと思います。

誕生花としては、1月3日、1月8日　となっています。

　　　英名　Daffodil　ダッフォディル